スレート屋根から金属屋根へ。

2026/1/29 09:25

はじめに:なぜカバールーフ工事を推奨するのか?

今回は、既設のスレート屋根の上に金属屋根を重ねて施工する
「カバールーフ工事」のメリットについてご紹介します。

まず前提として、スレート屋根は下地に合板などが入っていない場合がほとんどです。
多くは鉄骨下地(C型チャンネル鋼材)にフック掛けでスレートが固定されています。

そのため改修工事の際には、踏み抜き事故が起こりやすく、非常に危険な屋根となります。
経年劣化が進んだスレート屋根では、エステネット(落下防止ネット)を敷設したうえで、カバールーフ施工を行います。

また、既設スレート屋根を撤去して張り替える場合、
ステージ足場の設置や廃材処分(アスベスト含有の可能性)などが必要となり、
工事費用が大きくなってしまうため、当社ではカバールーフ工事をお勧めしています。

スレート屋根とアスベストの関係

スレート屋根は、かつてカラーベストと同様にアスベストが含まれていましたが、
健康への影響が問題視され、現在ではアスベストを含まない製品が主流となっています。

しかし、スレート屋根は波型形状のため、経年劣化によってひび割れが起こりやすく、
そこから雨漏りに繋がるケースも少なくありません。

改修工事の際にも、荷重をかけると割れてしまう箇所があり、
慎重な作業が求められます。
カラーベストのような平板形状で下地がある屋根とは異なり、
劣化が進行すると塗装による延命も難しくなるのがスレート屋根の特徴です。

施工前の状態

雨漏りが発生していたため、過去に部分張替えや
ボルトナット部分にキャップ(サビヤーズ)を取り付けるなどの補修が行われていました。

スレート屋根の劣化原因

大波スレートは比較的耐久性の高い屋根材ですが、
紫外線や雨水の影響でセメント成分が風化し、
苔やカビが繁殖することで表面が侵食され、防水性が低下します。

その結果、雨漏りを起こしやすくなるため、
約10年を目安に塗装を行うことで寿命を延ばすことが可能です。

今回の屋根も一見しっかりしているように見えましたが、
詳しく確認すると細かなひび割れや欠けが確認できました。

カバールーフ工事の施工内容

今回は、津熊鋼建製 リファインルーフ650(t=0.5)を使用し、
カバールーフ工事を行います。
まず既設のボルトキャップを撤去します。

施工中写真(軒先ラジアル・本体葺き)

リファインルーフ本体の上部は、雨水の侵入を防ぐため立ち上げ加工を施してから葺いていきます。
留め付けには、ステンレスキャップ付き115㎜ビスを使用し、
スレート屋根を固定している鉄骨下地に確実に留め付けていきます。

施工中写真(エプロン面戸)

エプロン面戸の取付(雨風の吹き込み防止)

エプロン面戸を取り付け、棟包み板金で押さえることで、
雨風の吹き込みを防止します。

本体の立ち上げ加工およびエプロン面戸の取付工程は、
防水性能を左右する非常に重要な工程です。
スレートのひび割れ部分には、念のためコーキングを充填します。

施工中写真(ケラバ包み)

軒先ラジアルに合わせてR加工を施したケラバ包みから、
順にケラバ包み板金を取り付けていきます。

ケラバ包みの垂下げ部分を壁側に直接固定できなかったため、
アングル加工品を使用して固定し、強風にも耐えられる仕様としました。

完成写真

完成

棟包み板金のジョイント部分には、しっかりとコーキングを充填します。
棟板金の下には立ち上げ加工およびエプロン面戸があるため、
雨水の侵入を確実に防ぐことができます。

最後に清掃とタッチアップを行い、屋根工事完了となります。

お気軽にお問い合わせください!

090-9623-4994

営業時間:平日8時から18時

屋根に関するお悩みやご相談がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。中田錻力店は、これからも地域の皆さまとともに歩み、安心で快適な暮らしをサポートいたします。

新築、リフォームの屋根・外壁・雨樋・板金工事全般の施工をいたします。どんな小さな修理であろうとお気軽にご相談ください!

pin_drop

対応エリア

兵庫県

神戸市

上記エリアを中心に下記区域含め兵庫県全域を対応しています。
宝塚市・西宮市・芦屋市・三田市・三木市・明石市・加古川市・姫路市

この記事をシェアする

HOMEkeyboard_arrow_rightWORKSkeyboard_arrow_rightkeyboard_arrow_right

スレート屋根から金属屋根へ。